ふれあい植物センターについて
園内の植物を観察したり、食事をしながらくつろいだり、
時には植栽のお手入れや収穫を楽しんだりなど、 おもいおもいの植物とのふれあいのひと時をお過ごしください
農と食の地域拠点
わたしたち『渋谷区ふれあい植物センター』は、日本で一番小さな植物園として知られるほど小さな植物園ですが、この小さな植物園には無限の可能性が秘められています。
それは、まるで、植物の種のようです。
どんなに大きな植物も、どんなにたくさんの実りをもたらしてくれる野菜も、すべては、一粒の小さな種から生まれます。
そして、この種は、わたしたちが生まれるよりもずっとずっと遥か昔から、先人たちが種を蒔き、植物を育て、そしてまた種を採り続けてきてくれたからこそ、こうしてわたしたちがその種を手にすること=引き継ぐことができているわけです。
ということは、もし、わたしたちがその種を蒔くことをやめてしまったらとしたら。
その種は、永遠にこの世界から姿を消してしまうことになります。
つまり、種とは、過去と未来をつなぐ、今そのものなのです。
翻って、現在の社会において、植物園が蒔くべき種とはどのようなものでしょうか。
普段は目にすることができないような、珍しい植物の種を蒔き、訪れる方々に植物の美しさや素晴らしさを伝えることもとても大切なことですが、それは、全国各地に存在している広大な敷地で何千、何万という種類の植物を育てている植物園がその役割を果たしてくださっています。
では、日本で一番小さな植物園である、わたしたち『渋谷区ふれあい植物センター』は、どのような種を蒔くべきなのでしょうか。
それは、例えば、都市の中において植物や自然がもたらしてくれる恵みの豊かさを伝えることであったり、植物を通じて人と人が繋がるコミュニティを育むことの大切さだったり、生ゴミをそのまま捨てるのではなく、コンポストを用いて生きた土や堆肥として再生させて、都会だからこそ生まれる「資源」を循環させていけるような仕組みを作ることではないかと考えています。
1年先のことはおろか、明日の未来さえ不確定で流動的な社会において、わたしたちは、植物園をリニューアルするのではありません。訪れてくださるすべての方々の暮らしと社会をリジェネラティブなものへとリニューアルしたいのです。
「育てて 食べる植物園」として、農や食にまつわる知識や技術や喜びや感動をともに味わいながら、今この瞬間、ここを訪れてくれる、ひとりひとりの都市生活者の方々とともに、過去と未来を繋ぐ、新たな都市生活の可能性という種を蒔いていけるような、そんな農と食の地域拠点でありたいと思います。
渋谷区ふれあい植物センター
園長
小倉崇
スタッフ紹介
ふれあい植物センターは、園内スタッフを始め、たくさんのプロフェッショナルな方々と一緒に運営をしています
ふれあい植物センターは、園内スタッフを始め、たくさんのプロフェッショナルな方々と一緒に運営をしています
小倉 崇
齋藤理恵
スーパーバイザー
たいら 由以子
笛木 英治
浅井 直子
深澤 大樹
五十嵐 創
松坂 大佑
佐藤 留美
小熊 千佳子
齋藤恵子
渋谷の畑マップ
ベランダの小さなプランターから、区民農園やコミュニティファームまで、あなたの畑をマップに登録することができます。どんどんマッピングして、渋谷区を畑いっぱいの街へと育てましょう!
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